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完母?完ミ?混合?助産師が教える!子育てママが知っておくべき母乳のお話

目次

赤ちゃんが産まれて体力消耗しきってヘトヘトなところに突然、笑顔の助産師がやってきて一言。

ベテラン助産師

赤ちゃんが欲しがるだけ授乳してくださいね、最初は寝る間もないけど、そんなの子育てするなら当たり前。母乳が一番よ、あなたも完母目指しましょう!頑張ってね。ほら、泣いてるよ!

なんて、言われたことありません?
どうですかねぇ? なーんか嫌な感じですねぇ。
イマドキ、そんな助産師がいないことを願うばかりですが。。。

ちなみに私、この「完母」「完ミ」とかいう言葉が大嫌いです!
読んでいたければわかりますが、この言葉、全然意味ないし、時にママを追い詰めるからです。

さてさて、

母乳で育てたいと思いつつ、お産でボロボロになるまで頑張った私にもっとがんばれと言われるとちょっと辛い。
どうして泣いてるかわからないまんまオロオロしてるところに、追い討ちをかけられてる気分になってしまう。

ママさん

母乳だけで育てるのって大変。
お友達も完母だって言ってたし、やっぱり母乳がいいのかな…。

こんなふうに、悩みながら育児をしているママから相談を受けることも多いです。

悩んでるママたちは、お友だちとか家族、ネットの記事なんかと自分を比べてしまうことが多いんですよね。

でも、考えてみてください!それはあくまでもその人たちの経験談、
お友達が言うことやネットに書いていること全てが正しい知識ではないし、全てのママたちに当てはまることではありません。あなたにとっての最適解とは言えないわけです。


そんな当たり前のことに思えるけれど、実際に宇宙人みたいな赤ちゃんを目の前にするとどうしていいかわからなくなるし、
藁にもすがる思いでいろいろ調べてしまうワケですよね。で、自分の育児と重ねてしまう。。。

そんな迷えるママたちへ。
これから子育てスタートするプレママさんたちにも!

助産師の私が、母乳とかミルクとか授乳についての正しい知識をお伝えしたいと思います。

結論!

母乳でもミルクでもなんでもいい!

赤ちゃんがスクスク元気に育って、ママが子育てを楽しめる方法を見つけよう!


ジロ子

どゆこと?

ってなったあなた。まずは最後まで読んでみてください。
きっと納得してもらえると思います。

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母乳が作られる仕組みについて知っておこう

母乳って、赤ちゃんが産まれた瞬間に自動的に出てくるって信じてるママって結構いるんです。
でも違います。ええと…正確に言えば、半分正しくて、半分違います。

簡単に母乳が作られる仕組みについてお伝えします。

妊娠して胎盤が作られる頃から母乳が作られる素が集まってきます。分娩直前までに母乳が作られる準備が調います。
分娩の後、胎盤が剥がれて出てくると、プロラクチンというホルモンが作用して乳汁分泌が自動的に始まるワケです。
産後、赤ちゃんに乳首を吸ってもらう事でプロラクチンとオキシトシンが脳から出てくる事で母乳が増えて維持されるようになります。

でもプロラクチンは、吸啜の刺激がないと出てこないから、授乳しないと分泌は減少していきます
だから、母乳分泌の仕組みはほぼ自動でできるけど、その後母乳を維持して増やすには定期的に吸わせる必要があるってわけです。

で、この「定期的に」ってやつがママにとっては結構厄介なんですよ。

母乳を分泌、維持、増量させようと思うと、1日8〜10回以上何度も授乳する必要があります。2、3時間ごとに吸わせるってことです。しかも、産まれたばかりの赤ちゃんは夜にまとめて寝てくれるわけではありませんので、24時間それを続ける必要があります。

そんなふうに頑張っていても、産後2日までは吸わせてもほとんど分泌してこないことが多いです。分泌してもほんの少しの量。赤ちゃんの方も一度に飲み取れる量はとても少ないので、最初は吸わせても吸わせてもずっと泣いていることもあります。その子によってはよく吸ってくれたり、反対に眠ってばかりで全然吸ってくれなかったりと個性があります。

3日目過ぎる頃から少しずつ量になってきます。乳房が緊満してきて痛みも伴ったり、乳首も傷ができてたり結構辛い時期です。そこを我慢してできるだけたくさん吸わせると、なんとなく母乳も増えてきて軌道に乗ってくる感じです。それでも、人によっては全然分泌が増えないことだってあります。それでも、頑張って吸わせているとグングン分泌が増えてきます。

ずっと授乳をしていると、なかなか休む時間もなさそうですが…

よく言われるのは、「赤ちゃんが寝たら、ママも寝る、赤ちゃんが母乳を欲しがったら、ママも起きて授乳する」ってやつです。うまく眠れるなら良いのですが、例えば入院中だと面会がきたり、看護師が血圧測りにきたり、家に帰ってからは家事をしないといけなかったりすると、全然眠る時間ないです。

でも、数日頑張って軌道に乗ってくると、それほど辛いこともなくなって授乳するのが楽しくなってきます!

母乳のメリット。デメリット

母乳のメリット

  • 授乳するとオキシトシンの作用で子宮収縮を助けるので、体の回復を助けます。
  • 初乳に免疫物質が入っているので生後6ヶ月くらいまでは感染症などから赤ちゃんを守ります。
  • 母乳はミルクに比べると消化が良いです。
  • いつでも赤ちゃんが欲しがった時に瞬時に授乳できます
    (さすがに場所によるかもしれないけど、今は授乳室のないところって少ない!)
  • 一応、お金はかからないので経済的です。
  • 授乳してるときの赤ちゃんの顔がめちゃくちゃ可愛いです
  • 母乳出すのって結構カロリーを消費する(1日500k calくらい)のでダイエットになります。
    (ただし、お腹がめちゃくちゃ空くので人によっては食べすぎちゃうかも)
  • 授乳している間は排卵が抑制される(授乳性無月経)ので、妊娠を遅らせることができる。
    (ただし、月経の前に排卵がくるので油断してると妊娠します!)
  • 早産児の場合は壊死性腸炎を減らすと言われていて、母乳が第一選択です。

母乳のデメリット

  • 疲れてるのに自分しか授乳できないので、預けられない、辛い。眠い。自分の時間がない
    (搾乳して保存しておけば、誰でも授乳させることができます)
  • 最初、赤ちゃんが吸ってくれなかったり、全然満足してくれない気がしてストレス。
  • とにかく、乳首に傷ができて痛い
    (吸わせ方を適切にすると酷くならないし、時間がたてば全然痛くなくなります)
  • 乳腺炎になったりすると、悲惨。(これも吸わせ方や飲ませる回数などである程度予防は可能)
  • 産まれてすぐから吸わせないと、分泌が増えないし維持されない。
  • いわゆる卒乳の問題
  • 保育園によっては搾乳を扱ってくれないとこもある。
  • どっかの知らないおばちゃんに「母乳足りてる?」って唐突に聞かれることがある。

などなど。他にもいろいろですが代表的なメリット、デメリットについてあげてみました。
メリットもデメリットも、あるようでないような。

まぁ、絶対に母乳じゃなきゃいけないっていう理由はありませんね

ミルクのメリット、デメリット

ミルクのメリット

  • いつでも誰にでも赤ちゃんに飲ませることができるのでママの時間が作れる
  • 飲んでる量が明確にわかるので安心感ある。
  • 母乳が増えるのを待つ間に手っ取り早く体重増やすことができる。
  • 栄養面では母乳に劣らない(昔のミルクとはぜんぜん違う)
  • 母乳をあげられないママの強い味方。
  • 哺乳瓶を自分でつかんで飲むようになります、やばいくらい可愛いです。

ミルクのデメリット

  • お金かかる
  • 授乳するまでに準備の時間が必要
  • 哺乳瓶を洗う手間がかかる
    (今は、消毒は必要ないと言われているので、大掛かりな消毒セットは不要です)
  • 時々、哺乳瓶に慣れてしまってママの乳首を吸わなくなることがある。
  • どっかの知らないおばちゃんに「あら母乳じゃないの?」って言われることがある。

などなど。
これまた、絶対にミルクじゃないとダメな理由はなさそうです。

どうでしょうか、母乳とミルクどっちがご自分にあっていると感じましたか?

母乳とミルク、一体どっちがいいのだ

母乳で赤ちゃんを育てたいというママは多いです。赤ちゃんにとってもメリットは大きいことは確かです。
でも、「母乳で育てないといけない」というプレッシャーになっていませんか?

母乳だけとかミルクだけってこだわる必要はありませんし、うまくいかないと精神的にも辛くなってしまいます。

母乳だけで育てることそのものがママの愛情深さを表すわけではありませんし、ミルクで育てたから赤ちゃんが不健康になるわけでも愛情が足りなくなるわけでもありません。

母乳の良さミルクの良さの両方、いいとこ取りしてみてはどうでしょうか。

赤ちゃんが元気に育つよう、必要な量を哺乳できればそれでいいのです。

先ほども少し触れましたが、産後すぐは特に、一日中授乳してる感じで本当に大変です。
育児は先がめちゃめちゃ長いし、何より体が資本です!
体調崩すことのないように母乳をメインにして育てようと考えているママも、
辛いと感じた時は無理をせずに、人やミルクに頼りましょう!
一度や二度ミルクをあげたからといって、母乳が出なくなることはありません!

入院中は助産師に預けたり、家に帰ったら家族に家事をお任せするなど、
積極的に自分の休息時間を作ることをお勧めします。

助産師の資格を持っていて、知識があるはずの私でさえ出産を経験して、その大変さを実感しました。
赤ちゃんは思ったように飲んでくれないし、眠ってもくれない。自分の体調もなかなか戻らず苦労しました。
産後2〜3ヶ月くらいはホント大変です。
大変だったけど、楽しかったし充実していました。
夜中の授乳でしんどくなったら家族に協力してもらって、短くても自分の時間を作るようにしていたのでストレス発散することができていたのだと思います。

きっと「自分じゃなきゃ育てられない」っていう状況を作らないようにすることが大切なんだと思います。

赤ちゃんってビックリするくらいあっという間に大きくなります、貴重な赤ちゃんとの時間をを大切に、楽しく過ごしていただきたいなと願っています。

頑張っているママさんたちを心から応援しています!!


最後までお読みいただきありがとうございました。

皆さんからのご意見ご感想いただけると喜びます。

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