「もうすぐ育休が終わってしまうけれど、本当に子育てしながら仕事なんてできるのかな…」
そんなことを考えている看護師ママのあなたはきっと、こんなことが気になっているのではありませんか?
「保育園に入れなかったらどうしよう…」
「時短で働けるあいだはいいけど、いつかは夜勤に入らないといけない…」
「子どもが小学校に入ったら、毎朝何時に学校行くの?」「子ども1人で学校に行かせられない」
育児休暇が終わって、職場復帰する時に看護師ママがぶち当たる壁が大きく分けると3つあります。
- 保育園の壁
- 夜勤の壁
- 小学校入学の壁
です。大体、ここでママたちが働き方を変えざるを得ない状況になってしまうのですが。
この3つがどんな壁なのか、助産師として産婦人科病棟で20年働きながら子どもを2人育ててきた私が、あなたに解決策をお伝えします。
この壁の正体を理解したら、あなたらしく、子育てしながらでも仕事をすることができるようになります。
今、まさに子育て中の看護師ママに向けて
- 先輩ママも経験した!看護師ママが育休復帰後にぶち当たるカベ3つ(保育園入園慣らし発熱。夜勤。小一)
- 先輩ママが伝授!育休復帰後にぶち当たる3つの壁を乗り越える方法
についてお伝えします。
先輩看護師ママも経験した壁その1「保育園の壁」
保育園入園
保育園に入園できるかどうかが、最初の大きな壁になります。首都圏だと待機児童ゼロ宣言してる自治体でも、認可保育園に入れない家庭も実は多いです。ただ、看護師だと、夜勤ポイントがついてやや有利になる自治体もあるようです。入園倍率の比較的高い首都圏に住んでいて総合病院に勤務していますが、私の周囲では認可保育園に落ちる人はあまりいない印象です。
時々落選する人は夜勤をしていないパートさんだったりしますし、そういう方は院内保育園に入ることが多いです。
慣らし保育
やっと保育園に入園できて4月から復帰!と思ったら、保育園から「慣らし保育」を言い渡されます。
子どもたちが少しずつ新しい環境に適応できるよう、1日30分とか1時間から初めて、半月くらいかけて全日預けることができるようになります。
これ結構、入園直前の面談とかで突然言われるから、なにそれってなります。
自治体によっては、職場復帰と入園の時期が1ヶ月程度ずれていても良いところもあるので、職場と復帰時期についてあらかじめ交渉してみると良いのではないでしょうか。
感染症
保育園での生活に慣れてきたら、次は感染症の嵐がやってきます。
乳児クラスだと特に、誰かが風邪をひいたら、みんなが風邪をひくみたいな感じで、子どもたちはいつも鼻水垂らしてます。
手足口病とか溶連菌感染症とかインフルエンザとかそんなのが定期的に流行ります。
最近はコロナウイルス感染症予防対策で、保育園もめちゃくちゃ消毒しまくってるし、出入りする保護者もマスクして手指消毒しているので、これまでに比べると少なくなっています。
それでも小さいうちは、よく発熱するので、その度に職場に保育園から電話がきて呼び出しを受けます。たいてい午睡が終わった頃に、発覚することが多いからお昼過ぎに職場に電話が来ます。
周りの冷たい目線を浴びつつ早退するっていう経験は私も何度もありました。
先輩看護師ママも経験した壁その2「夜勤の壁」
3歳(早いと1歳)をすぎると、時短勤務が終わってしまい、夜勤や休日勤務が始まります。
そうなると、夫婦共に夜勤をしている場合やシングルマザーの看護師は、夜勤に入ることが難しくなるので、これまで通りの仕事を続けること自体難しくなる場合があります。
子どもが大きければ、1人でお留守番も可能になりますが、いくつになっても子どもを夜間1人にするのは、不安がありますよね。うちは子どもが小学2年生の時に看護師免許を取リましたが、当時は二人暮らしだったので、夜間1人で留守番をさせてしまっていました。
子どもはきちんと朝起きて、ご飯食べて、戸締りして学校にいくことができていましたが、火事起こさないかとか、包丁触らないかとか、怪しい人について行ってないかとかいろいろ想定して対策は練っていたけど、それでもすごく心配だったのを覚えています。
うちは三交代制なので、まだ家を開ける時間が短かったので、なんとかなりました。
2交代勤務の看護師だと、場合によっては1日中お留守番させなくてはいけなくなってしまうから、夜勤に入ること自体難しくなってしまいます。
先輩看護師ママも経験した壁その3「小学校入学の壁」
保育園に通っている間は、多少残業しても延長保育してもらえるし、朝も保護者の都合の良い時間に預けることができるので安心ですが。
小学校に入学すると親が子どもより早く家を出なくてはいけなくなるし、学校も早く終わるので生活がガラリと変わってしまいます。
小学校には登校時間があって、それよりも早く行くことはできませんし、1年生の最初は午前中だけで授業が終わってしまって給食が出なかったりします。
子どもが小学生だと、ほとんどの勤務先で時短勤務を希望することができなくなるので、学校には少しずつ慣れるようにできるけど1人で学校に行ったり、ご飯を食べたり、危険を避けるとかいう、子どもが「おうちの中でのひとり時間に少しずつ慣れる機会」を与えることができないことは、小学校入学したばかりの子どもとその親にとっては相当ストレスです。
小学校には、役員とか引き取り訓練とか謎の仕事が多くて、その度親が手伝いに行かなくてはいけないのですが、その予定が勤務表が出来上がってから来ることが多くて困ることがありました。
基本的に小学校とか中学校って、親が共働きとかシングルとかの想定をしていないんですよね。
なので、そういう設計にこちらが合わせなくてはいけなくて、慣れるまでは相当しんどいと思います。
先輩看護師ママが伝授!3つの壁を乗り越える方法
お伝えしてきた3つの壁をどうやって乗り越えるか
できれば、子どもと一緒に大切な時間を過ごしたいですよね。私もそうです。
看護師の仕事続けながら、家族との時間も大切にするってかなり難しいんですよ、ほんと。病棟で働くなら夜勤はつきものだし…。そんな時は
その答えが「家族と一緒にいたい」なら絶対そうしたほうがいいと思うんです。
だったら、働き方を少しだけ変えてみるのもいいかもしれないし
自分のこれまでのキャリア、これからどういう人生を生きていきたいかを踏まえてどんなところで働くのがいいか
転職サイトに登録して、エージェントさんと一緒に考えてみるってのは、
3つの壁を乗り越えるための、超現実的な選択肢です。
看護師ママが育休復帰後にぶちあたる壁 まとめ
育休中のママナースたちが、一番感じてるのは
まだ小さい子供と一緒にいて成長を見守りたいっていうこと。
それは、四六時中一緒にいるってことでもなく、自分のキャリアとか人生の目的も大切にしつつ、子供との時間を少しでも多く確保したいっていうこと。
子育てしながら看護師をするとき、3つの壁があるけど、それを乗り越えるのは簡単かもしれない。
転職サイトに登録していつでも転職できるように準備しておくこと、自分のこれまでのキャリアを大切にしつつ家族との時間を確保するためのよい転職先をエージェントさんと一緒に見つけていくことがとても大切だってこと。
あなたの看護師として、母としての人生がより良いものになりますように。
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